医師不足の問題

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近年、医師不足の問題が新聞やテレビで取り上げられることが多くなりました。
現在、日本の医師の数は29万人ほどといわれていますが、ある計算では、日本の医師の数は10万人不足しているといわれています。
医療を受けたいのに、その医療を施す診療科の医師が不足していて、そのために治療が遅れたり、死亡したりするケースが増えており、大きな問題になっているのです。

医師不足の原因については、さまざまなことが複合的に絡み合っているといえます。
例えば、医療現場の労働条件が厳しいことが挙げられます。
特に、外科、産婦人科や小児科は昼夜問わず診療や手術があるというような状況もあり、厳しい労働環境を嫌がって、医師になりたいという人そのものが減っているといわれています。
また、高齢化も一つの背景となっています。
高齢者が増えることによって、慢性的に医療を受ける人が増えてきます。
その分、医師が診るべき患者はどんどん増えていきます。
さらに、医療の進歩はめざましいといわれますが、その反面、長生きする人が増えて、医師にとっては仕事量が増えることになります。

また、研修医制度の問題により、研修医が一定の病院に集中してしまい、医師が多くいる病院と絶対的に医師不足の病院が生まれてきたということもあります。
さらに、女性の社会進出によって女性医師が増えたのはいいのですが、結婚や出産後の病院の受け入れ体制が整っていないために、資格を持っていても思うように働けない女性医師が多く、結果的に医師不足につながっているといわれています。

このように医師不足にはさまざまな原因がありますので、解決するのはなかなか難しいのが実際のところです。
ただし、さらなる高齢化が進む現状を考えると、少しずつでも解決していかないと大変な状況になりかねません。
ですから、医療現場はもとより、厚生労働省など国でもしっかり対策を行うことが大切となります。

ただし、昔なら自宅で治して対処していたような症状でも、ちょっと風邪をひいただけで病院に子どもを連れていく親などが増えていることも問題になっているので、そういう意味では、私たち患者側も病院の利用法をしっかり考えていくことを求められているのかもしれません。

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