医師のアルバイト

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医師がアルバイトをするのは主に研修医時代ですが、現在は研修医のアルバイトは禁止されているのが実情です。
そもそも昔はアルバイトが許可されていましたが、特に経験の浅い研修医がアルバイトをすると医療事故などにつながる可能性が高いことなどから、2004年に施行された臨床研修制度によって禁止されるようになりました。

しかし、違法な形でアルバイトをしている医師は少なくありません。
あるときの調査では、全国的にアルバイトを行っている研修医がいるということがわかりました。
研修制度の中では、指定された場所、指導医の下でならばアルバイトを行っても良いということになっていますが、それ以外の指定のないところでのアルバイトを行っていたというのです。
主に、正規の医師が勤務しにくい当直や休日のアルバイトが多いのが特徴でした。
これについては、研修医側の問題もあるものの、研修医を雇い入れた病院側の責任もあるとして、病院への注意も行われているようです。

しかし、なぜ禁止されているにもかかわらず、アルバイトを行う医師が後を絶たないのでしょうか。
その背景には、医師不足や給与の問題があるようです。
研修医は医師になるための勉強をするという感じの位置付けであるため、これまでは低収入で酷使されることが多かったのが実際でした。
新しい制度ができてからは、国は月30万円程度と目安を提示しましたが、実際にはそれぞれの病院に任されていて、都市部では20万円にも満たない病院があるかと思えば、医師不足の地域の病院では50〜60万円という破格の給料を提示する病院もあるといいます。
そのため、給与が低い研修医の場合、アルバイトをしないと生活さえできないという人が多いというのです。

研修医の場合、勉強のために高額な医療書を買ったりすることも多いため、20万円程度では足りないのが事実です。
アルバイトをした場合、当直だと1晩5万円にものぼることがあるといい、月に数回でもアルバイトをしたいというのが本音のようです。

現在、医師不足が叫ばれ、そのために患者の治療ができなかったり、たらいまわしにされたりということが後を絶ちません。
質の高い医療を受けるためには、良い医師が育つ環境を整えなければなりません。
医師不足は医師や医療業界だけの話ではなく、私たちの生活や命にも直結する話ですから、ぜひ早期の問題解決を望みたいところです。

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