医師の派遣

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医師が活躍する場といえば病院ですが、患者がいるのは何も病院だけに限りません。
例えば、災害が起こった場所や、戦争、紛争地域などでは、一般の病院以上にたくさんの患者がいるものです。
そのため、医師は病院などではない現地に派遣されて仕事をすることもあります。

例えば、国境なき医師団の海外派遣もその一つです。
国境なき医師団は、災害、紛争が起こったときに現地に出向いて迅速に治療をすることを目的にとしたボランティア団体です。
元々はフランス人の医師たちが作ったものですが、現在では世界各地に支部があり、日本でも日本支部を中心に、多くの医師が活動をしています。
2008年は4,600人の海外派遣スタッフが活躍したといいます。

国境なき医師団の現地での主な活動内容は、治療です。
しかし、そこは一般の病院とは異なりますので、緊急的な状況に対応しながらの治療が求められます。
また、特に日本では最新の医療機器がそろっていますが、海外の貧しい地域などの場合、機器などほとんどないこともありますから、そのような厳しい環境で治療を行わなくてはなりません。

国境なき医師団では定期的に医師を募集していますが、求める資質と能力については、以下のように公表しています。
まず、異文化の環境にも適応でき、チームの一員として活動する力です。
一緒に活動するメンバーは、そのときごとに異なりますので、チームワークが大切となります。
また、ストレスに対処できる能力も求められています。
厳しい環境だからこそストレスが多く、そのなかでなんとかやっていく力が必要です。

それから、言葉の異なる海外での仕事ですから語学力も求められます。
基本的には英語を用いますが、場所によっては、フランス語やスペイン語が必要になることもあります。
もちろん中国語やポルトガル語、アラビア語、ロシア語といった言語が身についていれば、さらに活動範囲は広がります。

あとは、責任を持って従事し、チャレンジしていく姿勢が求められます。
普通ではあり得ない環境だけに、たくさんの厳しい状況に直面します。
でも、どんな困難な状況になっても前向きに取り組むことが求められます。
現地の患者さんは、それ以上に不安を抱えているはずですから、精神的な強さも大切だといえます。

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