医師の協同組合

イラスト
  スポンサード リンク

医師の仕事は非常に困難です。
理由は言うまでもなく、医療業界は生命を預かる分野であるからです。
医師は技術も知識もかなり難解で、その道に入るだけでも相当な技量と頭脳が必要とされます。
そんな分野でありながら、同時に人間の生活に最も密着した分野でもあり、進歩が求められています。
常に最先端であり続けなくてはなりません。
そのため、医者の仕事に携わる上では、個人や組織の中では自ずと限界が出てきます。

特定の分野において労働する場合、自分達の組織と他の組織はその需要を巡ってライバルとなります。
ただ、同時にライバルと手を組まなければ、物事が円滑に進まないケースも多々あります。
足並みを揃えなければ、分野そのものが崩壊してしまうからです。
特に労働というものは、生活の母体であると共に社会の母体でもあります。
自己の利益のみに走り、それを崩してしまうのは本末転倒です。
そういった理念に基づき、世界各国、そして日本においても協同組合が作られています。
医師の仕事に関しても、これは例外ではありません。

医師の協同組合は、全国各地に多数存在しています。
その中でも、特に規模の大きい組合は、全国医師協同組合連合会です。
全医協と呼ばれているこの組合連合会は、相互扶助による医者のバックアップと福祉の強化を目的として結成されたもので、組合員は53組合及び5地区連合会、所属員の数は35,000人と、かなりの大所帯です。
この全医協を中心に、各地域では相互扶助を行うべく、それぞれの組合が協力しあう協同組合を結成し、維持しています。

これらの医師の協同組合の目的は、力を合わせてその地域の医療、福祉を守るという点に尽きると思われます。
事業を行うにしても、単独でなく協同で行うことにはさまざまなメリットがあり、それが医療全体に対しても有益となるからこそ協同組合が成り立っているのです。
多くの医療に従事する人達は、それぞれの地域でそれぞれに組合員となっています。

医師の協同組合は、組合員同士の助け合いが理念となっていますが、それは同時に地域により密着した医療の活性化にもつながります。
そういう意味では、近年の医療の在り方に即したシステムと言えるのではないでしょうか。

ページの先頭へ