女性医師短時間勤務制度

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いわゆる「女医」と呼ばれる女性の医師の数は、1990年以降増加傾向にあります。
女性の社会進出の急増とともに、看護師ではなく女医になる女性も増えてきているのです。
そして、その一方で問題となってきているのが、女医の妊娠、育児です。
というのも、妊娠した場合には、その女性はしばらく働くことができません。
しかし、医者という仕事は、名目上どうあれそう簡単に休むことはできません。
まして育児まで行うとなると、女医としての立場を保持するのはきわめて難しいといえます。
そのため、医師という仕事に就く女性の多くは、結婚、妊娠といったものに二の足を踏むことが多くなっています。

そういった問題を解決すべく生まれた制度が、女性医師短時間勤務制度です。
この制度は、育児を行う女医に対し、育児期間には可能な限り育児に専念できるよう勤務時間を短時間にするというものです。
現在、社会において育児休暇をどうするべきかという問題が浮上しています。
医療の世界においては、休暇の取得は病院側、患者側、そして当人のいずれもリスクが高く難しいことから、その代わりにこの女性医師短時間勤務制度を採用している病院が増えているようです。

女性医師短時間勤務制度の詳細は病院によって異なりますが、大抵の場合、適用期間は子供が小学生になるまでとなっているようです。
勤務時間の変更は、あまり短い労働時間にはなりませんが、一日6時間程度で家に帰ることができるよう環境を整えられることが多いようです。
6時間であれば、例えば9時から15時までという勤務体制でもOKですから、育児中の女性にとっては、ある程度目処が立てられる労働時間といえるでしょう。

仕事があるから子供を産めない、という世の中では、当然少子化がさらに進みますし、何より生命の誕生を阻害しているといえます。
この制度は医療界のみならず、社会全体の抱える問題を解決する一助になることを期待されて作られた制度なのです。

ただ、現実問題として、この制度を活用することはそう簡単ではありません。
まだまだ育児に関しての理解が不足しているからです。
職場において悩みを抱える女性は、まだまだ数多くいます。
本当の意味でこの制度が機能するのは、そういった理解が行き届いた時と言えるのではないでしょうか。

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