医師の転職−消化器外科−

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かつては胃腸科とも呼ばれていた消化器外科。
この診療科は、さまざまな他の科と比較してもかなり敷居が高いのではないでしょうか。
対象としている部位は、食道、胃、小腸、大腸などの消化管全般に加え、肝臓、膵臓、胆嚢などの消化器も含まれます。
つまり、身体の中心にある器官の大部分を診ることになります。
これが何を意味するかというと、消化器外科は最も多くの病気を取り扱うと言っても過言ではないということです。
医師の仕事に携わる上で、最大のやりがいがあるとともに、最大の難易度を誇っていると言っても良いでしょう。

消化器外科で対象となる病気の中には、ガンをはじめ重い病気がたくさんあります。
食道ガン、胃ガン、大腸ガンなど、腫瘍を取り除く手術が多数あり、外科医として最高峰の腕を持つことが、この診療科で長期間働く条件といえるかもしれません。
人の命を預かるという意味では、ほとんどの診療科がそうかもしれませんが、消化器外科はダイレクトにその責任がのしかかってきます。
かかる重圧もまた、最高クラスと言えるでしょう。

同時に、消化器外科は器具や施設の発展が最も目覚しい分野です。
内視鏡や腹腔鏡による手術をはじめ、これまでは困難といわれていた箇所の手術が比較的容易になっていたり、治療方法が確立され死亡率が大きく低下したりなど、医療界の目覚しい発展が顕著に見られるところでもあります。
医師としての仕事にやりがいを感じたいならば、消化器外科は一種の花形的な診療科でもあります。

そんな消化器外科への転職を考える場合は、まず自分がそれだけの責任を負えるかどうかということを第一に考える必要があります。
責任というのは、単に…というと語弊がありますが、命を預かるというだけではありません。
それだけなら、既に多くの医師が担っている責任です。
消化器外科では、外科の、そして医学の発展を担うことになります。
失敗は許されないということはもちろん、安全性の確保や技術、施設、器具の進歩についていけるかどうかという点も重要なのです。

医療のトップが集まるとされる外科の中でも、特に大きな手術を扱うことが多い消化器外科への転職は、医療に携わる人間として非常に大きな意義があると同時に、大きな責任を背負うことにもなるといえるでしょう。

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