准看護師は廃止される?

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これから准看護士の資格を取ることを考慮している方にとって、准看護師資格が廃止されるかもしれないということは、かなり気になるところです。
資格取得後に准看護士制度が廃止で資格取り上げ、などということになったら…と不安を感じている方も多いことでしょう。

准看護師制度の廃止を考えるにあたり、まず正看護師、准看護士の違い、制度の背景をおさらいしてみましょう。
資格に関して言えば、正看護師は国家資格、准看護士は都道府県の知事免許という違いが存在します。
実は正看護師か准看護師かでその看護内容そのものにはほとんど差がありませんが、独自に看護業務を行える正看護師と異なり、准看護師は正看護師の指導の下で働かなければならないという制限があります。

このため、准看護師はどんなに経験を積んでいても婦長に昇進するといったことはできませんし、実質業務はほとんど変わらないのに正看護師か准看護師かで賃金には大きな開きがあります。
元々准看護師という資格が存在するようになったのは、戦後の看護師(当時は看護婦)不足に対応するためだったといわれています。
正看護師資格に比べて手の届きやすい資格である准看護師ですが、業務内容が変わらないのに看護師よりも低賃金という不公平感の解消も、准看護師制度を廃止して一本化を図ろうという声の大きな理由のひとつとなっているようです。

しかし現実問題として、お給料が低く抑えられる准看護師は病院にとってとても貴重な存在です。
近年の統計でも、准看護師として働いている方は正看護師に比べて2倍もの人数になっており、もし准看護師が廃止されるとなると、医療業界は大きな痛手を受けることになります。
このため、医師会の働きかけにより厚生労働省も准看護師を残す方向に傾いており、平成13年には政府もこの制度の廃止は困難との見方を明らかにしています。
そのため、実際に准看護師制度が廃止されることは当面難しいといえるでしょう。

将来的に万一制度廃止という決定が下されるとしても、約40万人もいるとされる准看護師は無視できない存在です。
廃止にあたっては必ずなんらかの代替措置が検討されるはずで、突然の廃止で資格剥奪されて終わりなどということは決して起きないでしょう。
その点、現在准看護師として働いている方も安心して大丈夫といえそうです。

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