デリケートな対応が求められる皮膚排泄認定看護師

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皮膚排泄認定看護師は、「WOC看護認定看護師」とも呼ばれています。
WOCとは、創傷を意味するWound、ストーマを意味するOstomy、失禁を意味するContinenceの頭文字をそれぞれとったもので、これらに対してのケアを行うのが皮膚排泄認定看護師の仕事ということになります。
具体的な例を挙げると、人工肛門や人口膀胱の製造、失禁や創傷など、寝たきりの人が起こす生理的現象や問題によって生じる皮膚の炎症、あるいは床ずれ等に対しての皮膚ケア、排泄管理等です。

上記の仕事内容からもわかるように、皮膚排泄認定看護師の仕事は他の看護師の仕事と比較しても決して楽なものではありませんし、いろいろな面で大変です。
なんと言っても人間の一番ナイーブな部分を担当するわけですから、一筋縄ではいかないというのがほとんどの人が感じる印象ではないでしょうか。
介護においても、一般人があまり進んでやりたがらない部分です。

ですが、こうした皮膚ケアや排泄ケアは、看護をする人間にとっては決して避けては通れない部分でもあります。
人間、誰もが健康を害した際には、高い確率で排泄に異常をきたします。
特に、高齢の方が自由に動けなくなった場合等に、一番の問題となるのは排泄です。
介護をする上では、一番頻度の高い作業と言っても過言ではないでしょう。

排泄ケアの重要性としては、糖尿病性壊疽の早期発見などが挙げられます。
排泄によって病気が判明することは検便等からも明らかですから、第三者が排泄ケアを行うということは、ある種の健康診断でもあるのです。

皮膚排泄認定看護師にとって重要なのは、患者の尊厳を決して踏みにじらないという点に尽きます。
排泄という行為を他人に処理してもらうことは、人間にとっては言うまでもなく辛いことです。
他の誰でもない、介護を受ける側が辛いのです。
もし介護する側が抵抗を覚えたり嫌々しているとしたら、それはすぐに伝わってしまいます。
そして精神的な苦痛は大きく増幅し、精神的疾患の原因にもなります。
看護師にとって、それは最大の失態といえるでしょう。
排泄ケアは非常に難しい問題であり、だからこそ皮膚排泄認定看護師のようなスペシャリストが必要となるのです。

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